ストレスを跳ね返す力!

現在、私のブログでもそうですが、ストレスを回避したり復帰するための方法について、
インターネット上でも多くの情報を得ることができます。
しかし、実際に普段の生活や職場で試してみても「あまり効果がないなあ」なんて感じる方が多くいらっしゃると思います。
特に強いストレスを実際に感じている時には、
「弱い自分にとっては、どんな方法をとっても、そもそも跳ね返す力なんてないのでは?」
なんて思ってしまう場合が多くあると思います。
実は、「ストレスからの復活、跳ね返す力」はすべての方が持っており、その力を強くする方法があります!
今回はその力についてご紹介いたします。


へこんだままの心はない!

まず、空気ボールを想像してみてください。
そのボールの一点を指で軽く押してみましょう。
押した一転がへこみますね。これがストレスのもととなる原因としましょう。
そして、へこんだ個所がストレスです。
指を離してみましょう。へこんだ個所が元通りになりますね。
なぜ、元通りになるかは、ボールの中にある空気が外側に向けて「ちから」として押し戻しているからです。
この「外からの力による歪み(へこみ)を跳ね返す力」こそ、
今回のテーマである「ストレスを跳ね返す力」です。
ボールの中にある力は、指を押してからボールの中に入ったものではないですよね。
もともとボールの中に存在していたものです。
このように、私たちにも「もともと存在している跳ね返す力」があるのです。
心理学では、この力をレジリエンス(resilience)と呼んでいます。


ストレスに対する抵抗力

では、実際にストレスを跳ね返す力とはどのようなものなのかをみていきましょう。
この概念ですが、米国の心理学研究者であるボナーノ博士(Bonanno,George A.)が、2002年の共同による学術論文と
2004年の著書において定義した考え方が広く用いられているようです。
わかりやすく言えば、

厳しい環境下においても、平常な心を維持できる能力

を指しています。
もともと、ボナーノ博士が所属する研究グループでは、それまでの様々な不幸な出来事による人の心の傷について注目し、
例えば、2001年9月11日に発生したアメリカ同時多発テロ事件や2003年に流行したSARS等による人々の極度の心の傷について、その復活までの過程を研究しました。
その研究の中で、人にそもそも備わっているこの能力に注目するようになりました。
現在では、ストレスに対する抵抗力を意味する概念として注目され、「平常な心を維持する能力=レジリエンス」として研究が進められています。
このレジリエンスは多くの要素を持っていて、それら要素をうまく使うことによりこの能力自体を高めることができるとされています。


ストレスを跳ね返す能力を向上させる要素

まずレジリエンスの要素についてみてみましょう。
米国精神医学会では、The Road to Resilience(レジリエンスへの道)において、以下の方法を提唱しています。

Make connections.
家族友人との良好な関係
Avoid seeing crises as insurmountable problems.
危機な状況下に置かれた場合でも、それを耐え難い問題として見ないようにする
Accept that change is a part of living.
変化は人生の一部であることを受け入る
Move toward your goals.
実現可能な目標を立て、それに向かって進む

Take decisive actions.
固い決意をもって行動する
Look for opportunities for self-discovery.
自己発見の機会を見つける
Nurture a positive view of yourself.
自身のポジティブな視点を育てる
Keep things in perspective.
広く長期的な視点を持って事象をみつめる

Maintain a hopeful outlook.
希望ある見通しを心に維持する
Take care of yourself.
自分自身を大事にする

以上、項目の名称から簡単に上げましたが、これらひとつひとつに注目して詳細にみていくと
レリジエンスが構築されている要素、また、ひとつひとつをどのように強くしていけばいいのか、
について見えてくると感じました。
ストレスへの抵抗力の強化を次回よりもう少し深めていきたいと思ってます。

ここでは、「ストレスを跳ね返す力はご自身に備わっている」ということだけ感じていただけたらと思います。
次回以降もご期待あれ!

 

 

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